新年を寿いで~パンドラの箱、最後に飛び出したのは希望!

京都府中途失聴・難聴者協会
会長 滝野千里

皆様、明けましておめでとうございます。

難聴者として安心安全に暮らす地域社会を求めて、頑張っていただいている皆様と元気に2021年を迎えられ、とても嬉しく思います。昨年は、新型コロナ感染症の出現で、緊急事態宣言が発令されました。ソーシャルディスタンス、ステイホーム、リモート、クラスター、ゴートゥーイートなどカタカナの言葉が増え、精神的にも肉体的にも経済的にも厳しい年でした。
新型コロナ感染症によって、社会常識は大きく変わりました。咳エチケットが提示されるなどの方向に危惧感を持ちました。聞こえに優しい環境整備に取り組んでいた難聴の私たちは、口元がみえ表情がわかることでコミュニケーションをとってきました。マスク装着は、コミュニケーションの壁になります。何とかせねばとユニバーサル透明マスクを手作りし、普及に向けて活動を広げてきました。一方では、私たちの会議ツールとして遠隔要約筆記者派遣制度を視野にいれ、Zoom会議を積み重ねました。要約筆記者の協力を得たZoomによる理事会運営が、各ブロック単位での取り組みへと広がり、基礎単位の支部活動へと繋がっていきました。OHCを使った遠隔要約筆記も可能と知り、要約筆記者活動の場として維持してきました。
電話リレーサービス事業が、2021年前半期に実現します。通信事業の合理的配慮が社会の仕組みとして根づくことで、聞こえづらさへの軽減に繋がっていきます。私たちは、手話言語及び多様なコミュニケーション条例の未制定地域への働きかけを強めると共に、条例を後ろ盾とした各事業所の合理的配慮を求め、実現にむけて共に取り組んでいきましょう。
また、京都府聴覚言語障害者センターで実施する難聴者支援に特化したピアリーダー養成講座も始まりました。聞こえづらさを抱えている人の存在を受けとめていく社会づくりの過程を実感します。それは、今後、益々強くなっていくことでしょう。コロナ禍の中、安全を考えた対策に留意して開催されるオリンピックの過程にも、きこえの環境を整えていく広がりを願っています。皆さま、希望をもって、この一年を邁進していきましょう。

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